施設紹介

2023年3月30日 NEW

遠くても行きたいと思われるデイサービスを目指して、地域連携と食事に力を入れる

施設紹介

デイサービスセンター城島あおぎり荘 =社会福祉法人大川医仁会=

【デイサービス(通所介護)とは】
 デイサービスは、在宅で生活する高齢者が通って利用するサービス。日常生活上できないことを支援し、生活機能の維持向上を目指して機能訓練を実施。社会交流の場を提供することで、閉じこもり防止、孤独の解消やストレスの軽減、精神安定を図ります。送迎付きで食事や入浴のサービスを受けることができます。
 
【理念】
 社会福祉法人大川医仁会は「楽しく、笑顔で、豊かに」という法人理念を掲げ、利用者だけでなく、働く職員も楽しく笑顔で業務に携わることを目指しています。
 
【施設・事業所の成り立ち】

平成11年9月 社会福祉法人大川医仁会設立
平成16年12月 デイサービスセンター城島あおぎり荘開設

保育園などとの交流を通じて、地域コミュニティとの連携を図る


 

 社会福祉法人大川医仁会は、平成11年に設立。大川市で養護老人ホーム、デイサービス、小規模多機能型居宅介護施設、久留米市城島町でデイサービス、グループホームを展開しています。デイサービスセンター城島あおぎり荘は定員50人で、平均要介護度1.8と、比較的元気な方が利用しています。9時30分から16時30分の、7時間のサービス提供を基本としていますが、利用者や家族からの要望に応じて夕食まで提供し、最大20時まで延長対応をしています。佐賀県との県境に位置するため、佐賀県からの利用者もいるほか、車で20分ほどかけて利用する方もいて、広い範囲から利用者が来ます。

 同法人では、地域との連携を大切にしており、デイサービスセンターでも、近隣の保育園や自治会と連携をとっています。コロナ禍以前は保育園と合同で運動会を開催したり、秋祭りを地域の方も参加できるようにして開催した際は、園児や地域の方が500人ほど参加しました。現在は、感染対策をしながらですが、園児の訪問を受け入れたり、職員が地域に出向き、お菓子づくり教室の講師を務めたりしています。

食事やレクリエーションなどデイサービス独自の楽しさを追求

 同デイサービスでは、食事を楽しんでもらうため、厨房専属の職員を3人と手厚くしています。毎日手作りで季節感あふれる手の込んだ食事を提供しています。行事の際はお重の弁当箱にお刺身などをならべたり、忘年会のイベントでは鍋を出したこともありました。おやつの時間には、手作りのお菓子を提供しています。

 レクリエーションも、利用者へニーズ調査を行い実施しています。利用者からは気分転換になるようなレクリエーションや外出行事、地域イベントへの参加が好評なので、職員や地域の方と連携を取り、積極的にイベントを企画しています。

地域から愛され、貢献できるデイサービスを目指す


 

 管理者の諸富祐哉さんは「当デイサービスと併設するグループホームは、令和3年8月の豪雨で浸水被害にあいました。幸い人的被害はありませんでしたが、グループホームの入居者は、4週間系列施設に避難して生活し、デイサービスは2週間の休館となりました。その際、地域の保育園の園長先生や消防団から、片付けの手伝いをしたいと、ボランティアの申し出があったのは、うれしかったですね。この3年はコロナの影響で地域活動が止まっているものもあるので、少しずつでも再開し、また地域の方が足を運んでもらえるような施設づくりを目指しています」と話します。

 職員に対しても、若い世代が増えてきているので、管理者の考え方を柔軟にして、その時代に応じた働きやすさを追求しています。また、若い世代を中心として、SNSによる情報発信を検討するチームをつくったりと、色々な世代が活躍できる職場づくりを進めています。職員自身も、利用者からの感謝の言葉をもらった時や、体験入所した方が実際の利用につながった時などに、仕事の楽しさややりがいを実感しています。

~これから介護を目指す方へ~


諸富さん

 技術や知識は働き始めてからでも十分に学ぶことができます。人と接することが好きな人、人と話すことが好きな人は一度、介護の仕事を経験してほしいです。誰でも、働いているその人が中心・主役となって仕事ができます。利用者だけでなく、働く人も笑顔になるのが介護の仕事だと思います。(諸富さん)

施設概要

社会福祉法人大川医仁会 デイサービスセンター城島あおぎり荘
〒830-0201
久留米市城島町芦塚804-1
TEL:0942-62-2150
URL:http://okawa-ijinkai.or.jp/publics/index/35/