インタビュー

2023年3月30日 NEW

利用者だけでなく、携わるすべての人を笑顔にしたい

私の介護の仕事 インタビュー動画

杉本亮子(すぎもと・りょうこ)さん 介護職歴21年 / 藤原芳恵(ふじわら・よしえ)さん 介護職歴17年 =株式会社大地コミュニティケア ケアプランサービス大地=


杉本亮子(すぎもと・りょうこ)さん

【プロフィール】
高校卒業後、一般企業に就職。平成14年から介護職に従事し、平成19年に介護福祉士、介護支援専門員の資格を取得。平成23年に株式会社大地コミュニティケアの立ち上げに参画し、現在は介護支援専門員業務を行う。
 
【保有資格】
介護福祉士、介護支援専門員
 
【スケジュール】

9時 出社、ミーティング
10時 利用者宅訪問、ケアプラン作成、会議など
17時30分 退社


藤原芳恵(ふじわら・よしえ)さん

【プロフィール】
専門学校卒業後、歯科衛生士として歯科医院に勤務。平成15年に介護支援専門員の資格を取得。平成17年から介護支援専門員として従事。令和3年株式会社大地コミュニティケアに入職。
 
【保有資格】
歯科衛生士、介護支援専門員、社会福祉士、訪問介護員2級養成研修課程修了

【スケジュール】

9時 出社、ミーティング
10時 利用者宅訪問、ケアプラン作成、会議など
17時30分 退社

杉本亮子さん インタビュー

インタビュー動画

管理者としてご利用者の生活だけでなく、職員の働きやすい環境にも配慮

 介護の仕事を意識したのは、祖母の死に直面したときでした。私はソフトボールの大会に参加していたため死に目に立ち会えず、そのことが心残りで、他の高齢者のお世話をすることで、後悔を払拭しようと思ったからです。23歳から介護の仕事をはじめ、28歳で介護支援専門員の仕事に就き、ご利用者の在宅生活をサポートしています。

 今は、現場の介護支援専門員としてご利用者を担当するほか、管理者として報告書作成や行政への提出書類の作成を行っています。また、職員がオーバーワークにならないように、各職員の業務量の調整や、職場環境の改善などを行っています。
 

地域で信頼される事業所を目指し、地域との交流の場を再開したい

 コロナ禍以前は、公民館で月1回、地域の高齢者に介護保険制度や利用法を説明したり、健康体操などの活動をしていました。また、事務所の1階で地域の方を対象にヨガ教室を行ったりして、地域と良好な関係ができていました。現在は、職員が利用者宅を訪問するので、感染源にならないよう細心の注意を払う必要があり、地域活動をストップしている状態です。地域の方からの相談を受けやすくするためにも、早く再開したいです。

 介護支援専門員は、利用者の目標をもとにケアプランを立てます。そのために必要なのは、相手といかに信頼関係を築けるかと考えています。私は人とのコミュニケーションは苦手でしたが、会話のキャッチボールを心掛けることで、徐々に改善できました。介護支援専門員の仕事自体は、働きながら覚えることが多いので、介護に関する知識よりも、まずは利用者の生活をサポートしたいという強い思いがある人に、介護支援専門員を目指してほしいです。

藤原芳恵さん インタビュー

介護職の1日

介護保険制度開始でできた新しい仕事に魅力を感じてチャレンジ

 専門学校卒業後、歯科衛生士として勤務していましたが、平成12年に介護保険制度がスタートし、介護支援専門員という新しい仕事ができたことを知り、興味を持ちました。次のステップとして、介護支援専門員を目指すようになり、平成15年に資格を取得しました。その後、歯科の医療現場しか知らなかったこともあり、介護の基礎を学ぼうと訪問介護員2級資格も取得しました。最善のサービスを提供するには、常に向上心を持ち、学び続けることが重要と考え、55歳の時に相談援助業務の国家資格である社会福祉士も通信制で学び取得しました。歯科医院などの医療の現場では、病気の治療や健康維持などを考えていますが、介護の現場では、より範囲が広い「暮らし全般」を見るのでやりがいを感じます。

利用者が望む暮らしを続けるために支え、サポートすることが介護支援専門員の仕事

 介護支援専門員の仕事は、自宅での生活を続けるために困りごとを聞いて、最適な介護サービスを提供することです。年齢を重ねたり、病気や体の不調によってできないことが増える方もいますが、介護サービスを利用することで、状態が改善することもあります。今まで歩けなかったご利用者が歩けるようになったことや、要介護度が改善されたと聞くとうれしいです。その人の人生の終末期を伴走者として関われることが介護支援専門員の醍醐味(だいごみ)だと思います。

 私自身は、高齢者の話を聞き、高齢者の体験を疑似体験できることが楽しいと感じます。資格取得までのハードルは高いですが、利用者の生活に責任を持って対応するため、介護支援専門員になってからも、学び続けることが大切だと思います。自分を成長させることが好きな人、向上心がある人にぜひチャレンジしてほしいです。

居宅介護支援事業所とは?

 介護支援専門員が本人・家族の心身の状況や生活環境、希望などに沿って、介護サービス計画を作成し、その計画にもとづいて介護保険サービスなどを提供する事業所との連絡・調整を行います。

 株式会社大地コミュニティケアは、「住み慣れた地域で健やかに暮らし、独自のスタイルや希望を最大限に実現し、その人らしい生活が安心して送れるように在宅生活をサポートします」を基本理念に、居宅介護支援事業所と訪問看護事業所を展開しています。居宅介護事業所では、フットワーク軽く、迅速な対応を心掛け、ご本人やご家族としっかりと相談をして、丁寧に説明することで、納得いただけるケアプランを作成します。

施設概要

株式会社大地コミュニティケア ケアプランサービス大地
〒811-2414
糟屋郡篠栗町和田4-17-32
TEL:092-986-3624
URL:https://www.daichi-guri.com/151692.html