施設紹介

2019年3月28日 NEW

こまめな面談で、働きやすい環境とご利用者に寄り添うケアを目指す

施設紹介

ふじヘルパーステーション ー 株式会社富士総業 ー

画像:施設内事務室の2つの机が2列に並んでいる、それぞれの列の机に職員が座り一人はPCを操作し、一人は書類を整理している様子。
画像:施設内の事務室の椅子に机の上に書類がおかれた椅子に座り、インタビューに答える管理者の入江さんの様子。
管理者の入江美佐子さん

【訪問介護とは】
 在宅で介護を必要とする高齢者の自宅に訪問介護員(ホームヘルパー)を派遣して、日常生活の支援を行う在宅サービス。サービスには身体介護と生活援助があり、身体介護はご利用者の身体に直接触れて行う介助サービスで、食事介助や入浴や排せつの介助などがある。生活援助サービスは、調理や洗濯などの家事、買い物などの日常生活上の世話を行う。

【理念】
「介護サービスを提供するにあたり、常日頃から介護を受けられる方々の目線で考え、行動することを第一に心掛けております。また、ご利用者ご本人とそのご家族が安心でき、皆さまにご納得していただける介護サービスを目指しております」

【施設・事業所の成り立ち】

昭和48年5月 株式会社富士総業設立
平成14年7月  ふじヘルパーステーション設立
平成23年6月 ふじケアプランセンター設立

様々な世代が自分のペースで無理なく働けるよう、環境づくりを徹底

画像:施設の車の後部座席に乗り込もうとしている職員の様子。

 株式会社富士総業は平成14年から介護事業を開始しました。ふじヘルパーステーションを開設後、丁寧なケアと、アセスメントをきちんと行いケアマネジャーに伝えることも心がけてきました。ご利用者は約50人。要介護1、要介護2の方が多く、家事援助業務が中心ですが、中には要介護4、要介護5の重度の方も利用されています。

 ふじヘルパーステーションには、常勤2人、登録ヘルパー12人が勤務しています。登録ヘルパーの年代は20代から70代と幅広く、それぞれのライフステージやスタイルに合わせて、自分が働ける時間を活用して、勤務しています。子育て世代であれば、子供たちが幼稚園や小学校に行っている間の時間に、子育てが落ち着いた人は空いている時間に収入などの希望に合わせて、勤務しています。そのため週1回勤務する人もいれば、週に15件~20件を担当する人もいて、働き方は様々です。

 新しく入った方には最初に、会社の方針の説明や、現場に同行しての研修などをしっかり行い、不安を取り除いてから、実際のサービスに入ります。働きやすい環境を提供していることは、登録ヘルパーの半数以上が10年以上勤務していることからもわかります。

月に2回の面談で、登録ヘルパーの悩みや迷いをすぐに解消

画像:施設内の事務室の奥にある机に対面で座って話しをしている職員1名とお客様の様子

 管理者の入江美佐子さんは「訪問介護は他の介護保険サービスと異なり、ご利用者の自宅へ行き、ご利用者と1対1でサービスを提供します。サービスの際に何かあっても、サポートしてくれる人がいないことを不安に思う方もいらっしゃいますが、何かあったときに登録ヘルパーがパニックにならないように態勢を整えています」と話します。

 訪問介護の業務中に困ることのひとつに、ご利用者からケアプランにない業務を頼まれるということがあります。その場合はヘルパーから断るのではなく、その場で会社に電話をかけて、会社側が判断し説明するようにしています。登録ヘルパーが、責任の範囲内で無理なく仕事ができるようにするための工夫です。

 登録ヘルパーは月に2回、管理者または、サービス提供責任者と面談を行います。ご利用者の状況の報告だけでなく、業務中に困った点や迷った点などを聞き取り、管理者やサービス提供責任者がアドバイスします。 ご利用者の悩みなどを感じ取り、現在は介護計画にはないサービスが必要ではないか、どこまでサポートするべきか、と悩む人もいます。そうした細かい気づきは、必要に応じてケアマネジャーに伝え、ケアプランに反映できるか相談します。ご利用者の一番近くでコミュニケーションをとる人にしかわからない変化を察することも、ヘルパーの大切な役割です。

ご利用者と地域に貢献できるようこれからも発展し続けたい

画像:施設内の事務室の机でパソコンに向かい左手に書類を持ち右手でマウスを操作している職員の様子

 入江さんは「ご利用者には、私たちを身近な存在として捉え、安心感を感じてもらえるような事業所にしたいです。そのためにもご利用者目線のサービスを心がけ、ご利用者が少しでも長く自宅での生活を継続できるようにサポートしています。サービス内容はケアプランで決まっていますが、心をつくしてサポートすることでご利用者にもこちらの思いは通じると信じています」と話します。

 ふじヘルパーステーションでは今後も、北九州を高齢者にとってより住みやすいまちにするために貢献したいと考えています。北九州市は高齢化率が高く、同施設でも利用を断らなければならないほど依頼があります。まずは契約数を倍増できるように人員などの態勢を整え、さらに、ご利用者に介護サービスを提供する人同士の横の連携をつくることに取り組むなど、介護保険外のことでも地域に貢献できるよう、事業を発展させていく考えです。

~これから介護職を目指す方へ~

インタビュー画像:施設内の事務室で椅子座り、これから介護者を目指す方へコメントされている入江さんの様子

 「介護の仕事は大変」というイメージだけで敬遠しないでほしいです。実際に働くとやりがいがあり、楽しい仕事です。私は訪問介護の仕事に就いていますが、介護の仕事は色々な種類があります。一つのサービスが自分に合わないからといって、介護の仕事から離れるのではなく、他のサービスで自分に合った介護サービスを見つけ出してください。そして、少しでも長く介護の仕事に従事して、やりがいや楽しみを体験してほしいです。(入江管理者)

事業所概要

画像:大きな団地を背景に、手前に看板が立っている1階建ての施設の様子

株式会社富士総業 ふじヘルパーステーション

〒802-0065
北九州市小倉北区三萩野2-4-6
電話:093-941-8839